誰もが光に向かって
成長を続けていけるよう
ストレスをしなやかに
乗り越えていく
「心の土台」づくりを、
お手伝いいたします
活気ある企業や社会を実現するには、そのメンバーである個人の幸福にまず目を向けなければならないと、カウンセリングオフィス・ヒロは考えます。幸福のかたちはさまざまですが、私たち臨床心理士が目を向けるのは「心の幸福」です。人の心はひとときも留まることなく変化し続けていますが、ときに葛藤や混乱などで頭の中が忙しくなりすぎると、フリーズしてしまうようなことがあります。現代の心の不調は、このような状態から生まれていることが非常に多いように思います。
現代社会には、さまざまなストレス要因が存在します。努力しても容易に避けがたいストレスもあるでしょう。そうした中で、自分らしく、いきいきと生きていくには、心の土台をしっかりと築いていくことが大切だと考えます。たとえるなら、大地に深く根を張った樹木は、少々の風が吹いても倒れることはありません。天に向かって枝を伸ばし、太陽の光を浴びて葉を広げていくことができるのです。
カウンセリングオフィス・ヒロでは、ご相談者様一人ひとりと真摯に向き合い、ストレスに柔軟につきあっていくための心の土台づくりをお手伝いいたします。また、従業員の心の幸福を願う事業主様を全力で支援してまいります。心のプロフェッショナルであると同時に、葛藤や混乱も経験してきた一人の人間として、皆様とともに、天に向かい、光に向かい、成長を続けていきたいと願っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
山口 裕子
日常の中の自然を眺めながら内省することが多い幼少期を過ごす。10代で心の状態と体調がリンクしていることに気づき、自己流で心身のバランスをとる方法を学ぶ。心の動きの不思議さに惹かれ、将来は心の分野で人の役に立つ仕事をしようと決意する。
学生時代は臨床心理を中心に幅広い心理分野を研究し、臨床心理士がまだ一般的ではなかった1978年、500床規模の精神病院に勤務。精神科医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、患者様とそのご家族が一体となった「治療共同体」を現場で学び、臨床心理士としての基盤を築く。その後、大学病院、クリニックなどの多数の精神科・心療内科やホスピスでカウンセリングを行い、数多くのケースを通して心の奥深さを実感。心への理解を深めるべく、社会心理学、宗教心理学、発達心理学などのほか、インドの霊的指導者であるラーマクリシュナやアンマが伝えるインド哲学、東洋哲学、ネイティブハワイアンやネイティブアメリカンの教え、精神世界など幅広い分野に関心を向ける。また、仕事やボランティア活動などを通じて、漢方医やホリスティック医療の治療家などとも人的ネットワークを拡げる。
1992年、カウンセリングルームを開設し、個人での業務を開始。2005年、業務拡張に合わせて法人化。代表に就任。さまざまな人や企業との出会いにより日々成長し続け、現在に至る。
取り組み
カウンセラーとして独立した頃、働く女性の地位や権利は不確かで、職務内容や賃金も男性とは異なるのが一般的でした。このため、働く女性からのご相談内容は、ストレスに関わることが圧倒的多数でした。こうした現実を踏まえ、1986年頃から「働く女性のストレス問題」を主な研究テーマとし、多くの調査・分析を行ってきました。
企業のメンタルヘルスに関わるようになり、20年以上になります。企業様によって置かれている状況や課題は異なりますので、注意深く、柔軟で、粘り強い対応を心がけてまいりました。毎日が新鮮で本当にあっという間に感じます。個人面談以外に、管理職者との面談や個人情報を遵守した人事部との協働も大切にしています。そうした中で、10年以上前のある研修会での学びは貴重でした。それは、厚生労働省研究班作成のストレスチェックを活用した個人面談や職場環境の改善に向けた話し合いを経験したことです。また、そのストレスチェックをもとに、いくつかの独自の内容を加えた「ヒロ・ストレスチェック」を開発できたことも、大きな収穫です。
今後は、「ヒロ・ストレスチェック」を活用した個人面談と全体の統計結果をもとに、職場環境改善に向けた話し合いやご提案に注力してまいります。また、個々の企業様の状況やご希望に沿った、実効性の高い研修会をご提供させていただき、メンタルヘルス体制の向上に尽力してまいります。
研究発表実績
1988年/働く女性のストレスについて
―第1報ストレッサーについて
(日本精神衛生学会第4回発表)
1989年/働く女性のストレスについて
―第2報ストレッサーについて
―第3報パーソナリティ要因との関わりについて
(日本精神衛生学会第5回発表)
1993年/働く女性のストレスについて
―第4報自尊感情との関連について
(日本心理学会第57回大会発表)
―第5報自己評価的意識との関連性について
(日本精神衛生学会第9回発表)
2009年/職場内ストレッサーとストレス反応を調整する要因に関する研究
1.職場内ストレッサーについて
2.調整要因について
(産業・組織心理学会第25回大会発表)