メンタルヘルスケアの基盤が築けました。
企業人事担当者
約10年前から、従業員の休職におけるメンタル疾患の割合が多くなってきました。また、休職にまで至らなくても、メンタル不調は職場の活性・生産性に直結するという考え方から、メンタルヘルス対応体制を構築することが、人事管理上の大きな課題となってきました。
当時は何から取り組めば良いのかも分からず、関係者が試行錯誤をする中で、メンタルヘルス教育を行うと同時に、まずは従業員が心の相談をできる仕組みが必要であると判断し、山口さんによるカウンセリングがスタートしました。
その後、何年にもわたりカウンセリングを継続した結果、山口さんには、延べ2,000件近いメンタル不調者相談に乗っていただきました。特に、その当時取り入れたストレス調査の結果、必要な人にはリアルタイムにカウンセリングを実施し、適切にフォローできたことが良かったと思います。当時は神経症が多かったのですが、それだけではなく、うつ・心身症・職場不適応・高ストレス症状・心的外傷後ストレス障害など多様な不調に対応していただきました。
また、保健師のメンタルヘルス対応スキルや、人事担当者・産業医・職場責任者といった関係者との連携の図り方も、ケースを通じてご指導いただき、カウンセラーを中心としたスムーズな対応の仕方を学びました。
試行錯誤で取り組んだ活動でしたが、カウンセリングを導入することにより、メンタルヘルス体制の基礎が築けたと考えています。
社員の心の健康支援に大いに役立っています。
企業人事担当者
当社は約10年前、トップの判断によりカウンセリングを導入し、社員の心の健康を支援していくことになりました。そのスタートとして、カウンセラーである山口さんと社員との顔合わせを兼ね、全社員を集めて講演会を実施。その後、役職者面談を皮切りに、社員全員のストレスマネジメント面談を行っていきました。
正直なところ、カウンセリングが始まった当初は、それほど相談件数は多くないと考えていましたが、山口さんが全員と面談することで、社員の心の敷居がだいぶ低くなったのでしょう。予想に反して、予約はどんどん埋まっていきました。
また、カウンセリング以外にも、ストレスチェックを導入したり、コミュニケーション研修を行うなど、多くの有効な活動を取り入れてくださいました。不調者対応についてのコンサルテーションも役立っており、社員の心の健康支援は当社にしっかりと根付いています。